ウーツー(CDレビューア)

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のだめが千秋との競演を熱望した曲「ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調」

やすかったの~
 カントナ国際コンクールのピアノ部門本選で、本選の演奏をのだめが聴いて、感動し、飛び上がって喜び、千秋(ちあき)との競演を熱望する曲。 そして、売れっ子若手女流ピアニスト「ソン・ルイ」が千秋の手兵マルレオケと競演し、のだめがショックを受ける曲。 「ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調(1929~31)」は、コミック『のだめカンタービレ』20巻と21巻で重要な位置を占める曲だ。

 コミックによると、この曲はラヴェルが二度目となるアメリカ演奏旅行のために作曲したピアノ協奏曲とゆう。

 ラヴェルがそれまでに管弦楽曲に使ってきた楽曲の好きなところを抜き取って、アメリカの作曲家「ガーシュイン」の出世作「ラプソディー・イン・ブルー」(1924)の一部とつなぎ合わせたような楽想だ。とりわけラヴェルの管弦楽の色彩で「ラプソディー…」のメロディーを思いきり表現するところや、そのメロディーをラヴェル風の味付けでピアノ独奏するところなどが、もろ露骨な感じがする。

 ジャズの早びきの即興演奏風なピアノがラヴェルのびっくり玉手箱的な管弦楽演奏とともに楽しめる第一楽章「アレグラメンテ」、「亡き王女のパヴァーヌ」を思わせる静かでロマンティックなピアノの響きが印象的な第二楽章「アダージョ・アッサイ」、ピアノの快活なコロコロとした早弾きを強調しながらも、背後から、あるときはラヴェル風な、またあるときはガーシュイン風なメロディーを次から次へと繰り出す第三楽章「プレスト」からなる。 とりわけ第一楽章と第三楽章において、まさに「のだめ」が好みそうな楽しさに満ちあふれていると思った。

 ・・・

 この曲を所蔵しているなかから、引っ張りだしてきたら「パスカル・ロジェ」盤と「ジャン・イブ・ティボーテ」盤があった。いずれも管弦楽は「シャルル・デュトワ指揮モトリオール響」である。 しかし、ラヴェル得意なデュトワの手にかかっても、この曲の面白さがわからなかった。 この曲のジャズ的なテンポや展開が、デュトワ盤にはうまく反映されていないように感じたのだ。

 この曲のジャズ的なテンポや展開を得意にしそうなピアニストを考えていたら「アルタ・マルゲリッチ」に行き着いた。今までグラモフォンの残していた数々の録音は分かりにくさの点で敬遠しがちだったのだが、ひょっとすると案外、この曲に合うのではないかとひらめいた。

 ・・・

 そこで、「アルゲリッチ」が独奏しているCDを探したら、たまたま中古屋で、1967年に「アバド指揮ベルリンフィル」が競演している盤があり、さっそく試聴したら、ドンピシャ!さっそく買って帰り聴いて更に納得した。 なお、「アルゲリッチ」の演奏するこの曲には、1980年代に再び「アバド指揮ロンドン交響楽団」と競演したデジタル録音のCD(未聴:グラモフォン盤)、1985年に「ガリー・ベルティーニ:ケルン放送交響楽団」と競演したカプリッチョ盤がある。こちらはライブ録音だが、すこぶる音質がよくスタジオ録音と比してそん色ない音だ。

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