ウーツー(CDレビューア)

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記者として採用しながら勧誘員に回す新聞社の人事も人事だが、記者をめざして採用されたのに、たった二ヶ月で営業でもいいという記者の卵のことばに、ことばが出なかった

 「すいません、XX新聞ですけど...」

 5月28日の日経1面トップで報じられた政府の「安心実現会議」報告書原案と、5月20日の日経で報じられた政府の「第12回・経済財政諮問会議」の「子育て世帯や低所得者向けの給付付き税額控除」の記事について、内閣府に聞いて事実確認をした結果を考えていたら、某新聞大手の勧誘員が来た。

 XX新聞はかねてから取りたかった新聞だったから交渉した。
 しかし、今では値引きはおろかビール券などの商品券サービスも禁止で、配ったらクビになるという。米やビール、サラダ油、洗剤などのセットならいくらでもサービスできると言った。
 
 しかし、ぼくはいずれも自分で調達しないので、結局、交渉は成立しなかった。XX新聞、読みたいのだけど、貧乏なぼくには読ませてくれない。

 ・・・

 今日きた勧誘員、今年入社したばかりのXX新聞本社の記者だという。勧誘もしながら、訪問先の意見をそのつどまとめて本社に送っているという。

 よく見ると、スラッとして背の高いハンサムな彼氏に尋ねると、中央大の法学部卒業と言った。
 中央といえば、早慶智と同様かそれに次ぐ大学だ。彼は就職試験で大手新聞の2社だけ受けて両方受かったという。この就職難を難なく切り抜けた人間だ。

それが、なぜ記者で採用されたのに新聞の勧誘員やっているのか...

 ・・・

 さらに聞くと、2年は勧誘員をやらされるという。記者として配属されたのは東大と早稲田が多いという。中央だと、どうしても、その次としてみられるという。

 会社に入ってからの3年の間に仕事の基本を身につけなければ、どこに転職するのも難しい。記者経験もないのに3年めに本社に戻って、どんな記事を書けるというのだろう、ずっと営業というか販売のままじゃないのか...

 ぼくがそのことを告げると、彼は「そうかもしれないですね」とお気楽だ。
 ぼくはちょっと頭にきて、「ほんとに記者になるつもりはあるの?」と聞いた。そして「XX新聞は社会面がほんとに詳しいですよ」と、記者の卵だという彼に、それなら「北朝鮮の核実験はどうしてあの日に行われたの」、と聞いた(国際面だたな)。

 すると、彼はしばらく考えたあとで、国連がどうの日本がどうのとか言ったが、なぜあの日に行われたのかを答えなかった。

 ・・・

 記者の卵だとかいいながら、的確に答えない彼にイライラしながら、「なんで記者になりたかったの」と聞いた。

 彼は、建設会社に入って成功し、家を持っている兄の姿を追っていると打ち明けた後で、「安定した会社に入りたかった」、と言った。

 新聞記者が安定した仕事と思っている彼に、さらにいらだちを覚えながら、「それなら、営業の方がいいんじゃないの」と言うと、彼は「そうかもしれませんね」、と正直に言った。

 ・・・

 困難な就職戦線で競争の激しい新聞社の試験をくぐりぬけ、ようやく大手新聞記者の職を得たのに、販売の勧誘員に回され、入社して二ヶ月しかたってないのに営業でもいいと言う記者の卵に、ぼくは呆れてなにもいえなかった。

 ぼくは、「地元(市区町村)の公務員の方が給料が高いし(注:国家公務員は給料が一番安い)、出向もない(国家公務員は日本中に出向させられる)し、絶対、首を切られないから安定してるよ。今から公務員試験の勉強したほうがいい」、と余計なおせっかいなことをまじめに彼に言っていた。
 
 ぼくは、ちょっとテンションがあがってしまったが、彼は始終、落ち着いて、ぼくの挑発的なものいいにも、あまり感じていないようだった。
 
 やがて、「どうもありがとうございました」、と時計を気にしながら彼は去っていった。

 ・・・

 記者として採用しながら勧誘員に回す新聞社の人事も人事だが、記者をめざして採用されたのに、たった二ヶ月で営業でもいいという記者の卵のことばに、ことばが出ない。

 こんな適当な新聞社の新聞を熱心に読んで、適当な若者が主役になって活躍する未来で、ぼくは安心して日々を送れるのだろうか...

 ずっこけ。









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テーマ:マスコミ - ジャンル:政治・経済

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