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御用学者を並べて討論させる退屈なNHK日曜討論に出演した浜矩子が他の出演者を唖然とさせる型破りな意見を述べて他を圧倒した


昨日の日曜討論は各党の政策担当者が呼べなかったのか、いつもの官僚の御用学者の討論会となった。現在の政策課題と新聞・テレビが吹聴しているテーマについて話し合われ、はなしはTPP交渉参加問題に移った。

 NHKの解説員の島田敏夫は、TPP交渉参加を速やかに進めることを訴えるよう親米・霞が関官僚に言われて視聴者にレクチャーすべく出演した?太田弘子に質問を回した。

 太田は一ツ橋大学出身で小泉構造改革の右腕だった竹中平蔵の後輩にあたる。

 小泉構造改革時代、竹中が進める構造改革で、太田は内閣府政策統括官(経済財政-景気判断・政策分析担当)付参事官、同大臣官房審議官(経済財政-景気判断・政策分析担当)などを歴任し、2006年、安倍内閣では小泉政権末期では批判された竹中平蔵に代わって初入閣し、内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)などを歴任し、福田内閣でも起用された。

 安倍内閣で再び職を得ようと思っていたのか、それとも、安倍内閣で元の構造改革を進めたい官僚の手先として派遣されたのか...

 視聴者の受信料で収入を得て運営されているNHKが、米国の手先の御用学者をわざわざ呼んでレクチャーさせるという噴飯もののいつもの愚挙にうんざりしながら、適当に横になってテレビを観ていた。



島田敏男‐グローバル経済のなかでということになりますと、先ほど太田さんが提起されたTPP(環太平洋パートナーシップ協定の問題に移りたいと思うんですが、太田さんは一日も早く自公政権も、民主党の野田さんが言っていたように、TPP参加に前向きですということを打ち出すべきとお考えですか?

太田弘子(太)「これは今、交渉が進んでまして、おそらくこれが来年合意に向けてかなり進む、あるいは結論が出ると思うので、急ぐ必要があると思うんです。」

 太田は水を得た魚のように、まってましたとばかり、生き生きとTPPの必要性をレクチャーし始めた。

 太「今、日中関係のはなしが出てましたけれども、日中関係も多国間の枠組みのなかで改善をしていくことが必要で、経済と外交は違いますけれども、いまできる多国間の外交の枠組みとしてTPPがあるわけですよね。今、アメリカ(米国)も入ったTPPを進めながら、それをテコにして日中韓FTAを進めていく、さらに東アジアの広域連携協定を進めていく、とこれが非常に重要なカギだと思います。」

 二国間(FTA)ではなく、多国間の枠組みで貿易をすることを、しきりに強調する太田。しかし、なぜ、多国間でなければいけないのかの説明がない。間抜けだ。レクチャーになっていない。

-重層構造的に?

太 「はい」

-ちょっとこちらご覧ください。自公連立政権案のなかでどう触れているかという点で観ますと、”TPPに関しては国益に関して最善の道を求める”、ということで、自民党は聖域なき関税自由化はだめだという表現だったのが、少し前向きになったかとも言われてるんですけれども、藤崎さん、アメリカについては議会の承認ていうのが、ある程度時間をかけないと、交渉の参加さえも認めないというような手続きになっているようなんですが、そうすると時間的にどうなんだってことがあるように思うんですよね。

 解説員の島田敏男が、第二次安倍自公政権がTPPについて発表したことを書いたフリップを出した。第二次安倍政権が選挙のときには、安倍はTPP参加表明に慎重な姿勢だったのが、選挙に勝った後、すかさず詣でた経団連のブルドッグに言われたのか、それともオバマに電話してときに脅されてたのか

 ・・・

藤崎一郎(藤)「わたしは今の国分さんのことばのあれをとらえるわけじゃないですけど、日米関係のためにTPPをやるわけではなくて、日本のためにやって、それ(TPPへ交渉参加)はアメリカ(米国)に評価されるかもしれませんけれども、基本的には日本の国益にそうか、そわないかで判断すべきだとは思います。」

TPPに反対する民主党の農林族議員が言うようなことを、ただ言うだけの御用学者。ああ、また御用学者どうしのつまらない討論になるのか...となかばうんざりしていると...

― 日本の国益という点について考えますと、浜さん、この問題についてどう考えますか?

島田が浜に意見を述べるよう振ったときだった。浜がとっぴょうしもないことを言い出したのだ。

浜矩子「わたしはTPPという枠組みそのものに大いなる問題があるというふうに思っています。」

浜 「TPPというのはいわゆる自由貿易協定の一形態ですよね。自由貿易を太平洋地域で結ぼうという話ですけど、自由貿易協定ということばが、そもそもまったく看板に偽りがありだと思っていまして、これはみなさんにもお願いですけど、本日以降、自由貿易協定ということばを耳にされ、目にされたときには反射的にこのことばを別のことばに言い換えるくせを身に着けていただきたいと思います。」

浜 「自由貿易協定ときたらなんと言い換えるかというと、すなわち、″地域限定排他貿易協定″、ということになると思います。」

 なんとTPPのしくみ自体が間違っているから、実態は排他的経済連携だと言い出した。

浜 「相手を特定する、相手を選ぶ、相手を区別する。そういう格好で特定の地域のなかだけで貿易関係を強化していくと。こういう格好でグローバル経済を切り刻んでいくというやり方をすることが、誰にとっても国益になるというふうには、わたしには考えられないので、これはおおいに問題を提起すべきテーマだと思いますね。」


 TPPのしくみ自体を否定されて太田の顔がひきつった。

―太田さん、WTOなんかの包括的な問題と比べると(TPPは)極めてかご組(?)じゃないかと、この指摘はどうですか?

 島田は太田に弁解の余地を与えようと、浜の意見に対して太田の見解を尋ねた。

太「もちろん、そのWTOで交渉が進めばいいと思うんですけど、90年以降、WTOは暗礁に乗り上げてしまって全く交渉が進まないわけですね。それで、いろんなかたちのFTAが非常に増えてると、そのなかでTPPというのは極めて広域の経済連携協定で、いずれ21カ国を対象にしようとめざしていますし、さらに範囲は限定せずに入ってくる方はどうぞと。しかもある意味、WTOよりもレベルの高い自由化を目指していますので、わたしはTPPをしっかり進めていくことが、全体のWTOに代わるものとして優れたかたちになると思っています。」

 太田が言うには、TPPは21カ国の参加を予定しているそうだ。そんなの初耳だ。どこからでてきた数字なのかわからないまま、TPPというのは極めて広域の経済連携協定だと太田は言う。だが、21各国だってしょせんその他の国に対しては排他的ではないのか?だいたい、後から参加するとルールを変えられないなんて、貿易協定そのものが米国のルールを押し付けるものでとても平等とはいえない。

 御用学者である太田の説明を聞いてもTPPのどこがいいのかわからない、と思っていると、珍しく司会の島田が再び浜に意見を求めた。二人だけの討論を繰り返し求めることなど、この番組ではめったにない。

 こうなってくると、ことは貿易の問題というより、女と女のメンツをかけた言い争いだ。


―浜さんどうですか?

浜「やっぱ、WTOというものがあるんですから、TPPの延長線上、FTAの広域化の延長線上にWTOの目指すものがあるというのは、よくいわれる言い方ですけれども、これもやっぱ基本的にまやかしだと思っています。」

 「やっぱりWTOが暗礁に乗り上げているというのであれば、暗礁からWTOを引き戻す努力があってしかるべきなのであって、それを別にして地域限定的に相手を選んでいくというのは、そういうことをしたことの反省の後に今日のWTO主義というのがある(のを顧みていない)。1930年代の反省のもとにWTOを造ったのですから、WTOを動かすということに全力をあげるというのが筋だと思います。」


 WTOにこだわり続ける浜、TPPはまやかしだと切って捨てた。浜の意見を聞いていた太田は顔がこわばってムッとしながら口を真一文字に結んでいた。




12/23 NHK日曜討論より。
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テーマ:報道・マスコミ - ジャンル:政治・経済

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