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地球温暖化を否定するメールが流出した「クライメートゲート」騒動の顛末で得られた教訓とは...

 「私はマイク(気象学者のマイケル・マン)がネイチャー誌の論文で用いたトリックを使い、過去20年の気温を高めに操作した……(気温の)下落傾向を隠すために」Newsweek日本版・2009.12.16

 1999年にイースト・アングリア大学気候研究機関のフィル・ジョーンズ所長が送ったとされるメールが流出した。同誌より

 別の科学者はこんなメールを送った。「どちらの論文も次回の気候変動に関する政府間パネル「IPCC」報告書に入るとは思わない。何とか非公表にしておこう」。同誌

 これら地球温暖化に逆行するデータを隠すための隠蔽工作と取られたり、温暖化に懐疑的な研究者の論文発表を妨害しているかのような、世界有数の地球温暖化研究機関から研究者たちの私的な電子メールが流出した事件は、スキャンダル「クライメートゲート」騒動に発展した。同誌より

 ・・・

 いまだに白黒がついていないこの騒動について、ニューズウイーク誌サイエンス担当のシャロン・ベグリー氏は、「メールの内容は書き手の真意を表したものではなく、もしそうだとしても気候変動の原因が温室効果ガスにあるとする説の信頼性を損なうものでもない。」同誌と結論づける。

 「懐疑派は最も都合のいいデータを選び、欠点を探して騒ぐかもしれないが、気候変動の科学はそんなことには動じない証拠を蓄積している。」(同誌)からだそうだ。論争の種になった2本の論文は、「IPCC報告書に引用されて議論の対象になり、今では誤りだったことが証明されている。」同誌という。

 ・・・

 では、なぜこんな騒動に発展したのか?
  
 「1つは、懐疑派から生のデータを要求されてもはねつけろ、とするもの。これについてはメールの多くで触れられている。こうしたデータの一部は国の気象当局が提供しているが、当局はジョーンズにデータを送る際に機密扱いを要求していた。それも理由は、『そうできるから』だけだ。」同誌。

 「もう1つの傾向は、気象科学が醜い政治に利用され続けてきた現実だ。気象学者は中傷され、名誉を傷つけられてきた。」同誌からだとベグリー氏は言う。

 気象当局のこうしたデータの非公開に対して、ベグリー氏は、


 「ジョージア工科大学の気象学者ジュディス・カリーが公開書簡で書いたように、気象データは『文献化し、誰でも入手可能にするべき』だ。

 それには「このデータはどのように操作されたのか、データ収集の過程では、どんなデータがどんな理由で削除されたのか」といった情報も含まれる。

 大半のデータに加え、分析に使われたコンピューターのコードまで、何年も前から公開されていることは確かだ。だがデータと分析方法はすべて誰でも自由に利用可能にしておくべきだろう」同誌と提案する。
 ・・・

 ぼくらのたいていは、新聞やテレビ、雑誌、クチコミなどで一般的な知識を獲得し判断する傾向がある。しかし、こうした情報源のを信用の前提となる根拠についてはよくわかっていない場合がかなりある。

 気象当局が、気象データを十分に利用可能なかたちで公開しなかったために、流出したメールによって「クライメートゲート」騒動に発展し、地球温暖化を否定するような世界的な騒ぎにまでなった。

 問題は一般を対象とするマスコミが、根拠とする専門家の見解がじゅうぶんに証明されたかどうかも不確かなのに書きたててしまい、それをぼくらがうのみにするしてしまうことにある。

 専門家の事実認識がどの程度なのか、それを報道するマスコミやクチコミにどの程度の信頼性があるのか、常にクールに観ることが事実誤認の回避につながるに違いない。


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追記:

 麻生政権時代に支給された定額給付金(1万2千円)で定期購読を始めたニューズウイーク日本版も来年早々で契約切れ。来年も定期購読したいんだけど、鳩山政権は定額給付金をくれないどころか、1円も助けてくれない。これなら、麻生政権の方がまだましだったかな。

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