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ウーツー(CDレビューア)

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重松清さんの「いいものあげる」を読んで、昔のぼくらの友達のよさを思い出してしまた

 ちっちゃいころ、いっしょに遊んでいた子のことを、「友達?」って尋ねられて、しばらく考え込んでから「別に友達じゃないけど...」って答えたことがある。

 「友達」っていうのは、何か特別大事な人だと思い込んでいた。

 ・・・

 重松清さんの短編集「再会」の「いいものあげる」の中で、そんな「友達」でない遊び仲間の美智子ちゃんと、すずちゃん、わたしが登場する。

 田舎街のデパートのお嬢さんの美智子ちゃんに、両親がそのデパートのテナントに入れてもらっているすずちゃんはいつもくっついている。

 美智子ちゃんが色のついた折り紙?を一枚、転校生のわたしにくれようとすると、「いらない」と断るわたしに、すずちゃんが「もらいなよ」と言って、仲良くするようにとりなしてくれる。

 それから、いつも何かをくれる美智子ちゃんと、腰ぎんちゃくのすずちゃん、なんとなく合わせているわたしの3人の関係が始まる。

 ・・・

 「わたし」のお父さんは、郊外型ショッピングモールを立ち上げるためにこの街に来た責任者だ。

 お父さんの事業がうまくいくに連れ、美智子ちゃんのお父さんのデパートがさびれていき、ついに閉店となり、美智子ちゃんが転向することになったとき、美智子ちゃんを取り巻いていた遊び仲間は、わたしだけになってしまう。

 美智子ちゃんに別れを言うわたしは、すずちゃんにも美智子ちゃんに別れを言ってもらいたいと願うようになる。

 別に友達でもなんでもないのに...

 最後に別れるときに、それまでなんとも思ってなかった仲間のことが、急に友達同士であってほしいっていう「わたし」の気持ちに、ぼくの心はゆさぶられてしまた。

再会再会
(2009/10/23)
重松 清

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